导演:岡元司
【刊行の辞】より 本書は、2009年10月に急逝された岡元司先生の遺稿集である。同年11月、総勢200人余を集めた「岡 元司先生を偲ぶ会」の席上にて、本書編集の発起がなされ、満場の賛意で迎えられた。それから約2年半、 多くの方々からの資金的・学術的援助を得、三回忌をすぎてようやくその刊行は現実のものとなった。 本書全21章を通観すれば、生前の先生がどれほど精力的に研究に邁進されていたか、改めて実感することができよう。病に罹られた後も、先生は所謂「にんぷろ」の指揮を執る総括班の一員の役割を担い、江南に台北に或いはアメリカにと飛び回っておられた。御逝去直前の先生が広島大学の同僚に宛てたメールには「ちょっとお腹が張っているので、病院で水を抜いてきます」とあった。あくまで生きることにこだわり、研究にこだわる最期であった。その先生の研究の全体像が本書を通してよ...(展开全部)